センス良くなりたい

 

18切符で旅をしている。就活を終えて長崎まで行こうと、ついおととい決心した。

 

 

鈍行列車で日本の最果てまで行くのだから、当然電車での移動に膨大な時間を費やしてしまう。電車の中ですることと言えば、読書くらいしかない。紙の本を持っていくと、ただでさえ着替えで大半を占めている荷物がさらに増えてしまう。そこでiPadの出番だ。iPadは便利だ。全ての本をデータで管理できるから。さらには著者だとか、ジャンルだとか、挙句の果てに五十音順に勝手にソートしてくれる。右上に軽く触れればしおりまで挟んでくれる。センスあるものを作りなさる。

 

 

 

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閉まっていた店。 残念。

 

 

 

 

センス良くなりたい。そもそもセンスが良いとは。

センスが良いとは「悪いものを、良いと思わせること」なのでは。穂村弘の"もしもし、運命の人ですか"を読んでいてそう感じた。この人は男の気持ち悪い部分をチャーミングなものに見せてしまう。普通だったら引かれそうな考え方を、魅力的な事を考えているように見せてしまう。きっとこの人はモテてる。

 

もしもし、運命の人ですか。 (角川文庫)

もしもし、運命の人ですか。 (角川文庫)

 

 

 

 

センス良くなるには。読書が良いと思っている。読む本はセンスある本でなくてはならない。センス無しの自分がどうしたらセンスある本に辿り着けるのだろうか。「この人、スゴイ」と思った人が紹介する本を読めば良い。センスある人が選んだ本を読むのだから、間違いない。そうしている内に自分のセンスも高まっていくだろうから、そしたら今度は自分が本を選ぶ側になればいい。なれればの話だけど。

 

 

まあ何とも言えない歯切れの悪い文章だが、大阪のたこ焼きの写真というセンス0の写真で締めくくりたいと思う。f:id:bluestar1080:20170903035742j:image